マーケティングについてお話します
類義語
- 売れる仕組み
- 売れる
- 仕組み
- セールス
マーケティングの発展段階
マーケティングの定義や理論は、時代と共に様々に変遷してきており、硬直化することがなく進化しているといえる。 元々は米国で産まれた概念で、モノ(製品・商品)を中心にした「マスマーケティング」(マーケティング1.0)から始まった。 以後、「生活者(顧客)志向のマーケティング」(マーケティング2.0)に進化したとコトラーは定義している。 現在はグローバル化とIT化が加速し、「価値主導のマーケティング」(マーケティング3.0)の領域に高度化しており、単なる収益向上のための手段ではなく、企業や組織が世界を良くするための事業・活動を展開するための戦略に昇華している。
サービスの重要性
上述のとおりマーケティングはモノの生産・販売から産まれた概念だが、コモディティ化が加速する市場においては自社の競争優位性を発揮し維持するうえで、顧客志向のサービスが果たす役割の重要性が増している。セオドア・レビット(英語版)はすべての企業は顧客にとってサービス業であるという顧客志向の認識に立ち、あらゆる企業がサービス的要素を持つと指摘している。 また、ラッシュとヴァーゴによれば、従来のモノ中心のマーケティングをGDL(Goods Dominant Logic)といい、顧客は単に購入者として捉えられていたが、SDL(Service Dominant Logic)では、モノに限らず経済活動は全てサービスであり、顧客は購入者ではなくサービスの利用者であるという考え方を提唱している。[1][2]。