『ETF』とは「上場投資信託」のことで、『ビットコインETF』とは「ビットコインで運用する上場投資信託」のことです。

証券市場に上場され、他の金融商品と同じように売買することが可能です。

大きなメリットとして、従来の仮想通貨取引では必須の仮想通貨取引所の口座開設が不要で、証券会社を通しの取り引きとになります。

そのため、他の金融商品との比較が容易になります。

ビットコインのデメリットにハッキングや秘密鍵の紛失によって失う可能性がありましたが、証券会社が管理を行うため、それらの心配は不要になります。

では実際に、ビットコインETFはどの市場に上場されているのでしょうか?

残念ながら、日本の市場には上場されていません。

世界で初めて、カナダのトロント証券取引所に、今年2月18日に上場されました。

上場後は2日間で4億ドルの出来高を達成し、「数カ月以内にカナダ最大のETFに成長する」との専門家の意見も見られます。

アメリカではこれまで承認されたことがないビットコインETFですが、カナダでの動きを受けて、アメリカでも承認される可能性が高まっています。

北米を皮切りにビットコインETFが世界に広まれば、従来は『投機』商品として見られがちだった仮想通貨が、『投資』商品として広く認知されると想定されます。

ビットコインETFの成功は、ビットコインや他の仮想通貨が発展する上で、大きな試金石になります。

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